皆さん、こんにちは。
下げると思ったら、上昇して損切りに合い、その直後に大幅下落、、、なーんてこと、よくありますよね。
実はこれ、偶然ではなのです。必然です。いわば、仕組まれた罠と言っても良いでしょう。
今回はどうしてそのようなことが起こるのかを解説していきます。
これを読めば、マーケットメーカーがどのようにして、大衆を窮地に追い込むのかがお分かりいただけるかと思います。
下の画像をご覧ください。
これはある日、私が行ったトレードです。
私はこの時点でショートしました。
理由は以下の点です。
・1時間足(青)、15分足(黄緑)など、多くのMAが下向き
・MAが密集している
MAを上抜けたら、損切りと思い、前回の高値付近に損切りを置いています。
この後、どうなるでしょうか?
時間を進めてみましょう。
あらら、損切りになってしまいました。
まぁ、これは予め、決めておいた通りに損切りできたので、結果は負けですが、内容としては決して悪くないはずです。
むしろ、損失をコントロールできたという点で良いことです。
これからのトレード人生を考えれば、この負けで損失をコントロールするという経験値を得たと言えるでしょう。
しかし、この後のチャートを見るとそんな考えも吹き飛ぶ問題が発生してしまいます。
切らされた後に、大きく下落。
しかも、切らされたところは、物の見事に最高値付近ではありませんか!
こんなことが起こると悔しくて堪りません。
とても良い経験になったなんて思えませんよね。
それどころか悪いトレードだったとさえ思いたくなります。
「どうして、あともう少し、損切りするのを我慢できなかったんだ」
自分で自分を責めたくなります。
こうして、次同じような場面があると損切りせずにドカンと喰らってしまうのです。
そして、また、損切りが大事と学び、損切りを徹底すると、その直後に、狙った方向に伸びていく。
そして、またまた、損切りをしないで喰らう。。。。。
まさにマーケットメーカーの思うつぼです。
この悪循環から抜け出すためには、方法は一つしかありません。
なぜ、そうなるのか仕組みを理解するのです。
正確には大衆やマーケットメーカーが何を考え、どのような行動の結果、このようなことが起こるのか推測するのです。
前置きが長くなりましたが、私なりの考えを示します。
まず、初めのショートエントリ―。
私は下落と予想しました。
この後、大きく下げているのを見ると、結果として、マーケットメーカーも下げを狙っていたと考えられます。
しかし、私のようなショート狙いの大衆も大勢いる為、マーケットメーカーはこの邪魔な大衆を振るい落とすべく、私たちに揺さぶりをかけてきます。
マーケットメーカーはショート狙いの大衆を損切りさせるため、一旦、上昇させます。
具体的には大衆の損切り注文が溜まっている直近の高値付近まで値を吊り上げます。
私も例にもれなく、切らされました。
マーケットメーカーは大衆の損切り注文があらかた消えたのを確認すると、いよいよ本領発揮です。
大量の売り注文で一気に急激に下落させます。
どうして、買いか売りかの2択なのに、損失が膨らんでいくのか?
どうして、曲がりなりにも、勝てそうなところを選んでいるのに負けるのか?
明らかに、負けが偏るのは、2択のように見えて2択ではないからです。
大衆がグーを出せば、それを見て、マーケットメーカーはパーを出す。
大衆がパーを出せば、それを見て、マーケットメーカーはチョキを出す。
マーケットメーカーは明らかに私たち大衆の行動に対応して動いています。
だから、負けに追い込まれてしまうのです。
これから逃れる手は私たちもマーケットメーカーの動きを読んで対応するしかないのです。
また、下の図はマーケットメーカーが一旦、上昇させようとする際のローソク足の形成の仕方を説明したものです。
①マーケットメーカーがロングをすると、実際にローソク足は上昇を始めます。
②それを見て、大衆が追随します。さらに、ショートの損切りも巻き込みググっと上昇します。
恐ろしいことに大衆がロングをしているこの時は、すでにマーケットメーカーはショートを仕込み始めています。
③マーケットメーカーは大衆がロングしている時にショートをする為、最終的には長い上ヒゲが出ます。これでマーケットメーカーの仕込みは完了です。
大衆が希望を買っている時は、マーケットメーカーは希望を売っているのです。
そして、この後、恐ろしい下落が起こります。
いかかでしたでしょうか?
皆さんも、自分なりの仮説を立てて、マーケットメーカーとの読みあいを制し、充実したトレーディング生活を送っていただけたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。